第4通学区(中信)の高校改革プラン推進委員会は30日、第10回会合を松本市内で開いた。県教委の再編案で木曽高校(木曽福島町)との統合方針が示されている木曽山林高校(同町)の林業科の将来像などを話し合った。
委員から「林業科を県林業大学校(同町)と合体し、高校卒業者が専門的な知識を学ぶ場にしてもいい」「林業は衰退しており、環境全般にテーマを広げた学科づくりの検討が必要」などの意見が出た。「1クラスを30人や25人の少人数にしてはどうか」との提案もあった。
木曽地域の教員有志は同日、統合後の学校が林業など地域の伝統をどう継承するかが課題―などとする意見書を委員会に提出した。中条利治委員長は「木曽地域についての委員会の結論を次回会合でまとめたい」としている。