信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

望月高「多部・単位制に転換を」 存続へ県教委に提案
2005年10月28日掲載

 「望月高校存続と発展を図る実行委員会」の上野品吉会長らが27日、県教委を訪ね、望月高校(佐久市)を存続させ、多部制・単位制に転換するよう提案する文書を提出した。県教委の再編案では、望月高校は蓼科高校(北佐久郡立科町)に統合し、第2通学区で多部制・単位制に転換する候補としては野沢南高校(佐久市)を挙げている。

 文書は県教委と、再編案を論議している第2通学区高校改革プラン推進委員会あて。多部制・単位制高校は不登校を経験した生徒の受け皿としても期待されているが、望月高校は既に不登校経験者を受け入れ、地域住民との連携も深めていることから、多部制・単位制に「違和感なく移行可能」としている。

 望月高校同窓会長を務める上野会長は「(佐久市と合併後の)望月地区(旧望月町)では公共施設が次々となくなっており、どういう形ででも高校を残したい」と述べた。応対した松沢睦司・教育次長は提案を推進委に伝えるとした。


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