信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

佐久地方の保護者らの会 定員改善を県教委に要望
2005年10月20日掲載

 旧第6通学区(佐久地方)の保護者や教員らでつくる「中学卒業者数に見合う高校募集定員確保を求める佐久地区保護者・教職員・住民の会」は19日、来春入試で不合格者が減るように募集定員を決めることを求める要望書と約1万2000人の署名を、県教委に提出した。

 同会によると、本年度の佐久地方の中学卒業者数は前年度より20人減る。要望書は、同地方内の地区ごとの中学卒業予定者数や交通事情に配慮して、募集定員を改善するよう要請している。県教委が示した県立高校の再編案について、生徒や保護者の意見を聞いた上での「慎重な対応」を求めた。

 これに対し、県教委の篠原秀郷教育幹は「(応募者数より定員を多めにする)『空き定員』をある程度の見越した募集をしている。中学生の浪人は避けたい」と述べた。

 東信地方では、旧第5通学区(上田地方)の保護者と教員の会も13日、県教委に対して、高校数が少ないことや、他地区からの流入が多いことを理由に、募集定員の確保を求めている。


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