第3通学区(南信)の高校改革プラン推進委員会は22日、8回目の会合を諏訪市の諏訪実業高校で開き、県教委が導入を目指す多部制・単位制高校について委員からは「長所、短所が分からない」「イメージがわきにくい」といった意見が相次いだ。これを受け、委員会は数人の委員で新たに作業グループを作り、多部制・単位制高校について独自に論点を整理することを決めた。
委員からは多部制・単位制高校について「全日制に併設されていた従来の定時制と異なり、定時制だけの単独校になる長所、短所を示してほしい」と質問があった。これに対し県教委は「体育館など施設使用で全日制のクラブ活動などと競合せず、自由に使える」としたが、そのほかは「生徒が多様な選択ができる長所がある」といった説明にとどまった。
他の委員からは「生徒が集まらず小規模校になるのではないか。全日制と併設の方がいい」など、疑問の声も出た。また南信地域に設置した場合の募集定員について県教委は「午前、午後、夜間の各部1クラスで計120人と想定できる」と答えた。