信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

通信制高設置「適当」と決議 上田の評議委
2005年9月22日掲載

 構造改革特区の認定に伴い、株式会社による広域通信単位制高校の市内への設置を審議する「上田市通信単位制高校評議委員会」(会長・嶋田力夫長野大学長)は21日、市教育委員会事務局で開き、委員の総意で高校設置を「適当」と決議した。近く、設置の認可権者の市長に答申する。

 東京都内で不登校経験者らの学習支援校を運営する同市出身の荒井裕司さんらが、高校運営の新会社「新教育システム」(資本金9千500万円)を上田市内に設立した、と報告。10月1日に旧西塩田小学校に開校予定で、日常は添削指導をする「集中スクーリング型生徒」を、本年度残り半年間で45人を見込み、予算は総額8500万円。06年度は540人の予定で、予算規模は1億3400万円とした。通学生も受け入れる。

 市長は学校設置後、経営面を含めた運営状況を評価、公表する。評議委も存続し、市長に意見を伝える。


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