信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

多部制・単位制を集中議論 第1通学区推進委
2005年9月22日掲載

 第1通学区(北信)の高校改革プラン推進委員会は21日、県庁で8回目の会合を開き、県教委が再編案で示した坂城高校(坂城町)のほか、屋代南高校(千曲市)も候補として浮上している多部制・単位制高校について集中的に議論した。長野市内の高校も候補にする意見が出たが、具体名は挙がらなかった。

 多部制・単位制について、県教委が不登校経験者の入学や全日制からの転入、中退者の編入も想定していることから、牧重信委員は「山間地よりも都市部の方が相対的にそういう生徒が多いのではないか」と、長野市への設置を求めた。

 ほかの委員からも長野市内の高校を候補とする意見が出たが、中村正行委員長は「高校名が挙がらないなら、挙がっている高校で検討するのが流れ」とした。ただ、絞り込むのは早いとの意見もあり、議論を次回以降に持ち越した。

 また、設置場所が隣接する第2通学区(東信)での設置場所とかかわってくるため、「委員長同士で話し合いながら詰めていくのがいい」(小山寿一委員)との意見も出た。中村委員長も「どちらかが一方的に決めるわけにいかない」と述べた。


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