木曽3高校連絡協議会(会長・田中勝已木曽福島町長)は20日夜、木曽郡の高校の在り方を考える「未来へつなぐ高校シンポジウム―子どもたちが主役の高校改革を考える―」を上松町内で開き、学校関係者や保護者ら約160人が参加した。
高校改革プラン推進委員の鈴木義明蘇南高校教諭が「木曽高校を木曽山林高校にとの案は、委員のみんなが疑問に感じている」と報告。一方で、子どもが減る中、小中高校の教育にどう対応するか検討する組織が必要と提起した。
高校や中学のPTAらがパネリストとなった公開討論では「魅力あるまちづくりが若者を引きつける」との発言があった。
会場からは、郡外の高校を志望する中学生が目立つとして、「職業を幅広く検討できる総合学科設置や普通科拡大の検討を」との声も。保護者からは「地域を守る就職に固執して職業科を大切にすることが進学の門を狭めることにならないか」との意見もあった。