高校再編案の白紙撤回を求めている県市長会の腰原愛正会長（大町市長）と母袋創一副会長（上田市長）は９日、白紙撤回要求に対する県教委の対応を２６日までに文書で回答するよう求める宮沢脩教育委員長あての再要望書を提出した。
県市長会は８月８日、再編案をいったん白紙に戻し、私学の存在も念頭に全高校を対象とした複数の案を示すよう宮沢委員長に要望したが、その後、県教委側に具体的な対応が見えず、市長会総会で「再度見解をただすべきだ」との意見が出たため、再び要望した。
再要望書では▽再編案の撤回▽すべての高校を対象としたいくつかの再編案提示▽高校改革プラン策定を年度内に限らず県民合意を十分に図る―の３点を求めている。
県教委は「前回の要望を受けて内部で検討している。教育委員を含めて協議し、回答したい」（教育振興課）としている。
