信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

中条・犀峡高存続を 上水内3町村議会、県に要望
2005年8月25日掲載

 信州新町、中条村、小川村の正副議長は24日、県庁を訪れ、田中知事に、県教委の県立高校再編案について、地域住民合意による高校改革と、中条高校(中条村)と犀峡高校(信州新町)の存続を要望した。7月に3町村議会の議員大会で決議した。

 県教委の再編案は、中条高と犀峡高を統合し、犀峡の校舎を使うとの内容。知事室を訪れた久保田良一中条村議長らは、「少子化が進む中で生徒確保が難しいことは分かるが、過疎地域の活性のためにも配慮してほしい」と両校の存続を求めた。西沢秀明信州新町議長は「都市部高校の定員を見直すことを考えてほしい」と要望した。

 知事は「地域高校の特色を生かしてほしい、との考えは変わっていない。県教委の案に反対するだけでなく、具体的にどうすればいいか、みなさんからも意見を出していただきたい」と応じた。


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