箕輪町と南箕輪村などでつくる「箕輪工業高校の未来を育てる会」は11日夜、箕輪町文化センターで会合を開いた。県教委の高校再編案で多部制・単位制校への転換案が示された箕輪工業高校(箕輪町)について、全日制の存続を訴える署名を県などに提出することなどを確認。県教委との懇談会の開催も決めた。
会合には約50人が出席。署名活動は5万人を目標に今月末まで続け、両町村長や議会議長、PTA、同窓会長の6人が9月上旬、県や県教委などに提出する。8月18日に伊那市内で開かれる第3通学区(南信)高校改革プラン推進委員会にも嘆願書を提出。地元紙に意見広告を掲載し、両町村全戸に新聞折り込みでチラシも配布する。
県教委との懇談会は開催時期は未定だが、同校が高校再編案の対象に挙がった経緯などの説明を求める。製造業が主力産業の上伊那での工業高校の重要性も訴える。