信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

中条高関係者ら、知事に存続要請 署名4千人分示す
2005年8月13日掲載

 中条村や小川村の関係者らでつくる「中条高校を育てる懇話会」(会長・宮島和彦中条村長)は12日、県庁を訪れ、同校の存続を求める要請書を田中知事に提出し、約4000人の署名を示した。

 県教委の再編案は、中条高校と犀峡高校を統合し、犀峡の校舎を使う内容。要請書は「中条高校が無くなると、過疎化が進み、路線バスの廃止も憂慮されるなど地域に与える影響は多大」などと指摘。宮島会長は「再編案通りになった場合、犀峡高校には通えないだろう」と訴えた。

 知事は「地域に根差した高校で入学者が増えているところもある。高校に特色を持たせることが大事だ」と述べた。

 また、県教委の再編案で多部制・単位制高校への転換が示されている野沢南高校(佐久市)の同窓会とPTAもこの日、県教委の宮沢脩委員長らを訪ね、「地域になくてはならない高校」などと訴え、再編案の白紙撤回を求めた。


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