信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

箕輪工の転換案撤回要望―署名経過を報告 町長に
2005年8月 4日掲載

 県教委の高校再編案で、多部制・単位制校への転換が示された箕輪工業高校(箕輪町)の丸田晃同窓会長と伊藤元郎PTA会長は3日、町役場に平沢豊満町長を訪ね、転換案の白紙撤回を求めた署名活動の経過を報告した。県と県教委に署名を提出する際の同行を求め、平沢町長は応諾した。

 署名活動は再編案が提示された後、同窓会とPTAのほか、町、南箕輪村などでつくる「箕輪工業高校の未来を育てる会」(会長・平沢町長)の連名で実施。計4万5403人分集まった。5万人分が目標で、20日までに県と県教委に提出する。

 平沢町長はこの日、「(高校再編案の)『たたき台』として高校名が挙がったが、その決定過程や基準が不明瞭(めいりょう)で納得できない」とあらためて批判。同校がいかに地域に必要な存在かを示すためにも、魅力ある学校づくりが重要―と述べた。

 同窓会、PTAは近く、「未来を育てる会」副会長の唐木一直・南箕輪村長にも同行を要請する。

 PTAと同窓会は、11日に町文化センターで開かれる同会で、署名活動の経過や今後の取り組みを報告。18日開催の第3通学区(南信)高校改革プラン推進委員会に、全日制の存続を訴える嘆願書を提出する。


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