駒ケ根工業高校同窓会は3日夜、「上伊那から工業を衰退させないための駒ケ根工業高校存続を願う大集会」を駒ケ根市文化会館で開いた。約80人が参加、県教委の高校再編案の白紙撤回と同校の存続を求め、署名活動をしていくことを確認した。
三浦靖幸会長は「再編案は財政問題も理由。(赤穂高校と統合後)数年間たって、結局廃止となることを最も恐れる」と強調。同窓生が勤める企業を中心に署名集めを呼び掛けた。事務局の同校教諭は「現状の教育内容やレベルが維持できるのか、県教委案では分からない。学校名の公表は、教育面への影響を考えると、本当に良かったのか」と疑問を投げかけた。
集会は「上伊那の工業のためにも同校の存続を求める」とする宣言を採択。31日には上伊那南部を対象とした決起大会も開く。