信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

高校改革の再編案テーマに 意見や要望、聞く
2005年8月 2日掲載

 県議会は1日、長野市区や上水内郡・更級郡大岡村区などの県議14人と正副議長が県民の声を聞く6回目の「こんにちは県議会です」を県庁で開いた。県教委が進める県立高校改革をテーマに約100人が参加、県教委の再編案で統廃合対象に挙がった中条高校(上水内郡中条村)と長野南高校(長野市)の関係者らが意見や要望を述べた。

 「県立高校の発展と存続を願う会」の久保田良一世話人(中条村議会議長)は「高校改革に高校教育の問題点の洗い出しや解決策が含まれていない」と批判。長野南高校同窓会長の西沢章さんは「長野市北部に高校が集中している。北部の高校で(校舎を残して統合する)ジョイント高校を考えることもできたはずだ」などと再編案の撤回と、新たな案の提示などを求めた。

 参加者からは6月県会で県議会が再編案の白紙撤回などを求める決議を可決した後の対応を問う質問も出、石坂千穂議員(共産党)は「議会側からも住民と一緒に具体的な提案をしていきたい」と述べた。


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