飯島町議会は1日の臨時会で、県教委の県立高校再編案の白紙撤回と、統廃合対象とされた駒ケ根工業高校(駒ケ根市)の存続を求める意見書案を全会一致で可決した。
意見書は、再編案では上伊那から工業高校が無くなると指摘。地域の意見を聞いて十分な時間をかけて検討すべき課題だが、地域に説明がなく、地域バランスや貢献度が配慮されていないと批判している。上伊那の製造業者は中小企業が多く、工業高校卒業者に支えられているとして駒ケ根工高の存続を求めている。
上伊那南部では駒ケ根市、中川村、宮田村でも近く臨時議会が開かれ、同様の意見書案が議員提案される予定だ。