佐久地方の11市町村長と田中康夫知事の意見交換会が28日、佐久市跡部の市水道企業団で開かれた。首長側は、県教育委員会の県立高校再編案や県の「総合支所」について、知事の考えをただした。
高校再編案で、三浦大助佐久市長は「公表前に地元への説明がなかった。(名前の上がった)野沢南高校を受験する生徒がショックを受けた」と批判。知事は「具体的な議論のたたき台として県教委が示したと承知している。具体的な校名が挙がったことで学校をより良い場にする話し合いが始まっている」とした。
総合支所はパスポートなどの交付が受けられ、県は南佐久郡内への設置を検討中。知事は「8月中に設置場所を決め、本年度中にスタートさせたい」と述べ、来年4月の組織再編に先行させる考えを示した。