信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

第4通学区推進委、会合 具体的議論求める声
2005年7月28日掲載

 第4通学区(中信)の高校改革プラン推進委員会は27日、松本市内で4回目の会合を開いた。委員からは、県教委が提示した高校再編案をたたき台に、具体的な議論に入るべきだ―との提案が相次いだ。

 委員会はこれまで、中高連携など主に高校の魅力づくりについて議論。この日は再編案を踏まえ「地域ごとの議論に入りたい」といった意見が出された。これに対し中条利治委員長は、具体論に入るには検証の材料となるデータや資料が不十分として、県教委に「(再編校名の提示に至った)ステップを説明してほしい」と要請。県教委側は検討する考えを示した。

 この日は会合に先立ち、再編案で木曽山林高校(木曽福島町)への統合が挙がった木曽高校(同)のPTAと同窓会が、同校の存続を求める1万8408人の署名を中条委員長に提出した。

 同校PTA会長の水本豪さん(53)=木祖村=は署名を委員長に手渡し「地元の声を聞く機会を設けてほしい」と訴えた。


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