信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

第1通学区推進委会合 1学年学級数―集中的に議論
2005年7月26日掲載

 第1通学区(北信)高校改革プラン推進委員会は25日、県庁で4回目の会合を開き、1学年の学級数について集中的に議論した。教員配置の面から一定規模が必要とする意見に対し、集団になじみづらい生徒に配慮し、学級数が少ない小規模校の必要性を訴える意見も出た。

 小山寿一委員(飯山北高校長)は「高校が一定の規模を持たないと(理科や社会科で)専門の教員を確保できない」と指摘。牧重信委員(ニットー専務)も「大規模でいろいろな感性の生徒と接した方が実社会で生きる力になる」と述べた。

 これに対し、丸山稔委員(中野高校教諭)は「集団の中に入っていけない生徒もいる。小規模校だからこそ、人間関係が築けることもある」と反論した。

 また、中沢一委員(坂城町長)は「1学年6学級を『標準』とするなら、標準を超えた都市部の大規模校の現状をどうするか考えないと、地域高校がおかしくなる」と述べた。


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