飯山市は、旧第1通学区の高校再編について、地元の各種団体や小中学校関係者と協議しようと20日、「飯水岳北地区高校の将来を考える会」準備会を市役所で開いた。同市と木島平、野沢温泉、栄村の教育長や、小学校長、PTA代表ら30人余が出席し、県教委が示した高校改革プランについて意見交換した。
木内正勝市長は「白紙撤回を求めたうえで、地域の高校のあり方、魅力づくりを協議して県教委に提案したい」と述べた。第1通学区高校改革プラン推進委員の小山寿一・飯山北高校長は「小規模校では教員の確保、クラブ活動などで困難が生じるので再編は必要になる。だが、県教委の案はたたき台で変更しうるものと考えている」などと説明。出席者からは「ほかの地域から生徒が来るような学校づくりが必要」などの意見が出た。
準備会では、木内市長を会長に決定。この日出席した各団体代表に、4高校の校長や同窓会長、学区内の中学校長らを加えた約60人で、8月8日に設立総会を開くことにした。