信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

箕輪工の全日制存続求め―南箕輪村会が意見書、可決
2005年7月19日掲載

 南箕輪村議会は18日、臨時会を開き、県教育委員会の県立高校再編案で、多部制・単位制への転換案が示された箕輪工業高校(箕輪町)の全日制存続を求める議員提出の意見書案を全会一致で可決した。

 意見書は、箕輪工業高校の卒業生の多くが地元に就職し、上伊那の工業を支えてきた―と指摘。工業大学との連携協定や、ロボットコンテストの全国大会出場の常連校としての魅力などを挙げて、全日制の存続を訴えている。

 同村は1970(昭和45)年、地元高校の振興と発展を目的に、箕輪町と箕輪工業高校協力組合議会を結成。昨年8月には、両町村や同校PTA、同窓会などが「箕輪工業高等学校の未来を育てる会」を設立し、全日制存続に向け5万人を目標とした署名活動や、関係団体への嘆願書の提出などを行っている。


<前の記事 どうする高校改革 トップ 次の記事>

掲載中の記事・写真・イラストの無断転用を禁じます。
Copyright© 信濃毎日新聞 The Shinano Mainichi Shimbun