箕輪工業高校(箕輪町)PTAは15日夜、同校で臨時総会を開いた。約30人が出席し、県教育委員会の県立高校再編案で示された多部制・単位制への転換に不安の声が出された。現状維持を求める署名活動は月末まで延長することを決めた。
伊藤元郎PTA会長(46)が県内の多部制・単位制の先例校から聞いた話を紹介。「授業時間が生徒によって違うので、空き時間なのかどうか学校側が把握しにくい」などと懸念を示した。
父母からは「箕輪工の名前が挙がったことで来年度の志願者が減れば、ますます立場が悪くなる」との意見や、クラブ活動の縮小を心配する声が出された。
署名は同日までに3万1000人分集まったことが報告された。同窓会分と合わせて5万人を目標に活動を続け、8月上旬にも県教委などに提出する。