信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

野沢南高PTAと同窓会、転換の白紙撤回へ活動―決定
2005年7月15日掲載

 県教委の県立高校再編案で、全日制を廃止して多部制・単位制に転換する―とされた野沢南高校(佐久市)のPTA理事会・同窓会役員の合同会議は13日夜、同市内で開いた。転換案の白紙撤回に向けた活動を充実させるほか、第2通学区(東信)高校改革プラン推進委員会に対し、委員と学校関係者との意見交換の場を設けるよう求めることを決めた。

 県教委案については「経過が見えない上、たたき台といっても既成事実化する恐れがある」とし、白紙撤回の意思を確認。同窓会、PTAが主体となって活動を進め、推進委員に理解を求めるとともに、地元の野沢地区を中心に署名運動を行うことも決めた。

 出席者からは「白紙撤回以降の学校運営を考えることも重要。こういう学校を目指すというものがないと駄目だ」「生徒の訴えが一番効くと思うが、生徒はどう考えているのか」との意見も出た。


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