中野高校(中野市)の同窓会は15日、同校と中野実業高校(同市)を統合し、総合学科校にする県教委の県立高校再編案への対応を歴代同窓会役員らに説明し、意見を聞く会合を開いた。
30人余が出席し、湯本進一会長が再編案の白紙撤回を求め、県教委に要望書を提出し、新聞の折り込みチラシを地元に配布したことを報告。出席者から、再編案で統合後に校舎を利用するとされている中野実業高校関係者の関心が薄いのでは―との懸念や、中野西高校を加えた市内3校同窓会そろっての高校教育の議論を求める声が出た。
湯本会長は、3校同窓会の懇談実現の仲介を早期に市に働き掛ける考えを示した。