第4通学区(中信)の高校改革プラン推進委員会(中条利治委員長)は10日、松本市内で3回目の会合を開いた。魅力ある高校づくりや地域との連携のあり方を中心に論議。県教委が6月に公表した再編案で木曽山林高校(木曽福島町)への統合案が示された木曽高校(同町)の生徒会役員5人も傍聴した。
委員からは、木曽福島町の県林業大学校の教員や企業経営者などを講師として高校に派遣するなど、「地域との連携を密にするネットワークが必要」との意見が出た。
工業科など職業科への進学希望がどれくらいあるかを把握するために、中学生の意識調査が必要―との指摘もあった。
木曽高の生徒会は16日に始まる文化祭で、高校の統廃合問題についての討論会を一般公開で開く計画。生徒会長の小沢敏之君(17)は「推進委員や田中知事に出席してもらい、木曽の住民の声を聞いてほしい」と話していた。