信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

県民クと公明がシンポ パネル討論―視学官ら出席
2005年7月12日掲載

 県会会派の県民クラブ・公明(宮沢敏文会長、9人)は10日、長野市内で教育シンポジウムを開き、県教委が進める高校改革についてパネル討論を行った。

 群馬県などで高校改革を担当した文部科学省初等中等教育局の勝野頼彦視学官は、長野県教委の高校再編案公表を踏まえ「全国で共通する視座として、まず高校の魅力づくりがあって、その手段として再編がある。(再編対象の)校名が出ると、(議論が)統廃合だけに流れる」と指摘した。

 出席者から、県教委が統廃合対象の校名を挙げた理由を説明するよう求める声があり、松沢睦司・県教育長職務代理者は「手続きが拙速ではなかったかとの批判をちょうだいしている。説明責任を果たしたい」と述べた。

 シンポジウムは教員の資質向上などもテーマに取り上げ、市町村や高校同窓会、PTA関係者ら約130人が出席した。


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