信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

中野高同窓会など、撤回へ要望書 松代高は存続要望
2005年7月 9日掲載

 中野高校(中野市)の同窓会とPTAは8日、同校と中野実業高校(同市)を統合して総合学科校にするとした県教委の県立高校再編案の白紙撤回を求める要望書を、県教委に提出した。県会や市にも撤回に向けた対応を望む書類を提出した。

 湯本進一同窓会長や滝沢雅子PTA会長ら約20人が県庁を訪れた。湯本会長は県教委で「中野高校は地域に開かれた学校として頑張っている」とし、存続を訴えた。県教委の吉江速人高校教育課長は「案は1つの検討材料の位置付け」と説明した。

 湯本会長らは同日、中野市役所で青木一市長と懇談し、市内の県立3高校関係者が連携して3校存続を求める運動を探る方向で合意した。同窓会とPTAは撤回を求めるチラシを12日の新聞朝刊に折り込み、同市と山ノ内町、小布施町、高山村に配布する予定だ。

 県教委の再編案で長野南高校(長野市)との統合を示された松代高校(同市)の同窓会も8日、県教委と県会に現在の松代高の存続を要望した。


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