信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

箕輪工高同窓会、撤回求め署名へ 臨時理事会―決定
2005年7月 8日掲載

 県教委の県立高校再編案で、多部制・単位制校への転換を示された箕輪工業高校(箕輪町)の同窓会は転換案の白紙撤回を求める署名を集めることを決め、7日からPTAと協力して活動を始めた。

 6日夜、同窓会員やPTA役員ら25人が出席して臨時理事会を開き、卒業生のほか、知人や住民らに呼び掛けて2週間程度の署名活動を行うことを決めた。既に署名活動を始めているPTAと合わせて5万人を目標にし、県や県教委に提出する。存続を訴える新聞広告の掲載、ビラ配りなどのほか、決起集会も行いたい―としている。広告やビラには、生徒の意見も入れる。

 臨時理事会で参加者からは「交通の便に恵まれていれば時間帯を選択できる多部制・単位制の需要はあるかもしれない。だが、電車やバスの本数が限られており、遠くから生徒が通ってくるとは考えにくい」などと不安がる意見が相次いだ。一方、「魅力ある学校づくりにも力を注ぐべきだ」との意見も出た。


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