蓼科高校(立科町)の同窓会やPTA関係者、立科町民らが4日夜、「蓼科高等学校の存続を推進する会」の設立総会を開いた=写真。県教委の県立高校再編案で、望月高校との統合が示された同校を、将来にわたって存続させるための働き掛けを県などに行う。
県教委は6月、蓼科、望月両校を統合し、蓼科高の校舎を活用する案を示した。しかし、関係者は「候補案にすぎず、存続が保障されたわけではない」として、同校存続のための活動を強化しようと会を発足させた。
町役場で開いた総会は約60人が出席。会長に選ばれた遠山順孝町長は「歴史のある蓼科高を、地域のみなさんの理解を得て、何としても守らなければならない」とあいさつ。賛同する地域住民らの署名を20日までに集め、同校の存続発展を求める要望書とともに県や県教委に提出する。