信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

木曽高生徒会、存続へ行動―総会で決定
2005年7月 5日掲載

 県教委の県立高校再編案で、木曽山林高校(木曽郡木曽福島町)への統合案が示された木曽高校(同)の生徒会は4日、臨時生徒総会を開き、「行動しなければ悔いが残る」として、高校改革論議に対し具体的な行動を起こすことを決めた。

 総会は、学校側が状況を説明した生徒集会に引き続き行い、生徒452人中、424人が参加。生徒会長の小沢敏之君=3年=が「大人たちだけで納得して実現するのはおかしい。熱い思いを語ってください」とあいさつした。

 「統合は納得できない。木曽高のことをよく知ってもらい、見直してほしい」「存続のため、木曽郡内全部の人の署名を集めよう」などと統合に反対の意見が続き、木曽山林高校の生徒との連携も提案された。16、17日の文化祭一般公開でアピールしようとの声が強く、生徒の意識調査をしてはどうかとの意見も出た。

 具体的な取り組みは、生徒会執行部でまとめる。小沢君は「両校にそれぞれの魅力がある。生徒減など課題は分かるが、論議が急過ぎる」とし、文化祭実行委員長の北原宙君=3年=は「木曽全体の人が集まる文化祭で、この問題を訴えたい」と話していた。


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