信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

中野高同窓会とPTA、存続を要望へ
2005年7月 2日掲載

 中野高校(中野市)の同窓会とPTAは1日、同校で合同役員会を開いた。同校と中野実業高校(同市)を統合して総合学科校にする県教委の県立高校再編案をめぐって議論。中野高校存続と、再編案を白紙撤回した上での高校改革の検討を求めていく方針を決めた。

 存続と白紙撤回について、中野市や市教委に早い時期に陳情し、同市や須坂市など旧第2通学区でチラシを配って住民に訴える。中野市には、総合学科の波及効果や短所を調査する再編案の検証と、地元中学関係者も交えて高校の在り方を話し合う場の設定も求める。

 役員会には約30人が出席。会合後、湯本進一同窓会長は、県教委が再編案で校名を示したことを「地域との相談もなく出た」と批判し、2校統合による総合学科について「いい方向にはいかないと思う」とした。県教委の再編案は両校を統合した場合、中野実の校舎を利用するとしている。


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