信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

中条高存続支援―村が対策係を新設
2005年7月 2日掲載

 県教委が示した県立高校再編案で、中条高校(中条村)を犀峡高校(信州新町)に統合するとされたのを受け、同村は1日、総務課の中に高校対策係を新設した。中条高校存続に向け、行政の対応窓口を明確にする目的だ。

 同課はこれまで、村や同校同窓会などでつくる「中条高校を育てる懇話会」が行う事業の事務手続きなどをしていたが、担当者は決めていなかった。新設係長は企画財政係長が兼務。高校再編などを検討する第1通学区(北信)推進委員会や他校の状況について情報収集したり、地域高校がある自治体や同窓会などでつくる「県立高校の発展と存続を願う会」と連携し、活動していく方針だ。

 着任した大日方孝二係長(47)は「私も卒業生の1人。情報収集などに努め、中条高校を残すために頑張りたい」と話していた。


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