県高教組は29日、県内市町村議会が県民合意を得て高校改革を進めるよう求めて可決し、田中知事や県教委に提出した意見書について、知事が28日の県会一般質問の答弁で「高教組(の意見書案)と同じ文面ということが往々にしてある」と述べたことから、「市町村議会の決定を軽視している」と文書で抗議した。
中島武委員長らは知事に対し「市町村と高教組の間にたくんだ関係があると取られかねない」「(文面が同じでも市町村議会に)自主性がないわけではない」と主張。知事は「(意見書が)皆さんがお書きになった文書と違わぬ文書という事実を述べたまで」と説明し「自主性があれば、文章に違いがあるかもしれない」と述べた。
県高教組は「県民合意の高校改革を求める意見書」の可決を各議会に陳情しており、これまでに32市町村議会が可決している。