信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

大町・大町北両高同窓会など、撤回求める
2005年6月29日掲載

 県教委の高校再編案で統合候補になっている大町市内の大町高校と大町北高校の同窓会とPTAの会長4人は28日、市役所で腰原愛正市長と懇談、再編案の白紙撤回を求める請願書をまとめ、5人の連名で県議会に提出した。7月3日に開く「大北地区4高校の存続と高校のあり方を考える緊急集会」の内容についても協議した。

 腰原市長は「虚をつかれたやり方だったので、各地で怒りが高まっている。(統合すれば)高校の選択肢が狭まり、都市部に向かって生徒が流れていく」と懸念した。

 請願書の提出は懇談の場で急きょ決まった。「地域の高校は、その地域のシンボルであり地域振興・地域文化の核」とし、再編案撤回を求めている。

 7月3日の緊急集会は北アルプス広域連合長(大町市長)らが発起人となって開く。大町市文化会館大ホールで午後2時半から3時半までで、だれでも参加できる。


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