田中知事は28日の一般質問で、県教委が統廃合対象の高校名を示したことについて、「抽象的に再編のあり方を話している段階で、どれだけの県民が自分の問題としてとらえていたか」と述べ、校名提示に理解を示した。小林利一氏の質問に答えた。
「地域と協働して(高校の)再生を図る姿勢を鮮明にしてもらいたい」との丸山賢二氏の求めには「県立というステータスを変えてはいけないのか。市町村立、組合立というものを求めるのか。議員として代替案を示すことが大事だ」と逆に注文した。
知事はこれまで、高校改革にあまり踏み込んで言及しておらず、この日も当初は「議会から教育に関することには介入すべきではないとおしかりを受けている」と答弁しなかったが、議長に促されたこともあって3人の質問に答えた。