県教組と県高教組は26日、松本市で「高校統廃合を考える県民集会」を、前日の長野市に続き開いた。高校教員や保護者ら約120人が参加。県教委の高校再編案を疑問視する声が相次いだ。
第3通学区(南信)の高校教員は、県教委が各通学区に1校ずつ設けるとした総合学科について「全国的に総合学科が進学校化している。県教委案は職業科高校を統合、転換するものだが、特色のない高校になる懸念がある」と指摘した。
赤穂との統合案が示された駒ケ根工の同窓会関係者は「上伊那から工業高校がなくなると、地域の中小製造業には大きな打撃だ」と話していた。