信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

蘇南高同窓会が総会 木曽3校存続へ…連携に心配
2005年6月26日掲載

 南木曽町の蘇南高校の同窓会「蘇友会」は25日、定期総会を町内で開いた。県教委が木曽高校(木曽福島町)を木曽山林高校(同)に統合するなどととした高校再編の提示があったのを受けて、木曽郡内の高校3校の存続に向けた連携に支障が出ないか心配する声が出た。

 総会には30人余りが出席。県教委が統廃合対象の校名提示に踏み切ったことに対して、小笠原宏会長は「十分時間をかけてほしいとの要望に見向きもせず、憤まんやるかたない」とした。蘇南高の名は出なかったものの、不安定な位置にあるとして「魅力ある学校にするため、地域とも一丸となっていきたい」と呼び掛けた。

 生徒数の減少に伴い会費収入が減っていることから、徴収方法を検討することになった。また、南木曽中学からの入学者が減っている理由を調査し、魅力づくりに役立てるとした。


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