信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

第3通学区 諏訪地方は現状維持
2005年6月25日掲載

 第3通学区全体で、中学卒業者が2019年に05年の90%程度となり、募集学級数は15学級程度減るとみられる。ただ、諏訪、岡谷、茅野市周辺は、中学卒業者の減少率が低く、当面、現状の高校数を維持することが適切と言える。

 上伊那地域の募集学級数は、05年との比較で19年には6学級減る見込み。そのため、箕輪工の全日制を廃止し、多部制・単位制校に転換する。同校は同通学区のほぼ中央に位置し、広範囲からの通学ができるとともに、現有施設、設備を活用した教育課程の編成や体験的な教育を展開できる。

 また、駒ケ根市内にある赤穂、駒ケ根工は生徒数の減少を考慮し、駒ケ根工の施設も利用しながら、赤穂に統合する。

 下伊那地域の19年の募集学級は現在より7学級減るとみられる。飯田市内で比較的近い距離にある飯田長姫を下伊那農に統合する。隣接する第四通学区内に総合学科校の塩尻志学館があるため、下伊那農を総合学科校に転換するのが適切だと考えられる。


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