飯山市周辺の中学卒業者は2019年に現在の53%程度に減少し、募集学級数が6学級程度になるとみられる。このため、現在の4校のうち、飯山照丘、飯山北、飯山南の3校を統合し、当面は飯山北と飯山南の校舎を利用。将来は両校を統合し、地理的条件の良い飯山北の校舎を活用する。
中野市、須坂市を中心とした地区の中学卒業者は19年、現在の76%程度。現在は7校あるが、中野市内の高校の小規模化が懸念されるため、近距離にある中野と中野実を統合し、中野実の校舎を利用。第1通学区の総合学科校とする。長野市立皐月が総合学科校に転換することも考慮した。
中条と犀峡は、地元中学卒業者の減少で小規模化がさらに進み、教育活動の活力低下が懸念される。地理的条件から犀峡の校舎を利用して両校を統合し、地域特性を活かした魅力づくりを図る。
中学生の進路動向をみると、長野市南部から同市北部へ多く入学している。このため、長野市北部の各校の募集定員を維持しながら、同市南部の長野南と松代を統合し、地理的な条件から松代の校舎を利用する。
第1通学区の多部制・単位制校として、坂城の全日制を廃止して転換する。しなの鉄道など交通の利便性から通学圏域が広く、地域からの支援や産業との連携による体験的な教育を展開できる。<