統一地方選前半の8日に投票が行われた44道府県議選の結果、総定数に占める女性議員の割合は、長野県(19・0%)が全国トップとなった。9日、総務省の集計で分かった。
県議選(総定数58)には15人の女性が立候補し、現職7人、元職1人、新人3人の計11人が当選。改選前の8人から3人増え、過去最高を更新した。
長野県に次いで女性の比率が高いのは、統一選前までトップだった東京(非改選、総定数127)の17・3%(22人)。滋賀(総定数47)の17・0%(8人)、奈良(同44)の13・6%(6人)、鳥取(同38)の13・2%(5人)−と続いた。
長野県の女性議員11人は、人数自体も東京都に次ぎ、神奈川、兵庫と並んで2番目の多さとなっている。
また、定数に占める党派別議員の割合で、長野県で一増の7人となった共産党は、総定数の12・1%を占め、京都(総定数62)の17・7%(11人)に次いで全国2番目となった。人数では東京(13人)、京都、大阪(10人)に次いで4番目。