信濃毎日新聞ニュース特集「2007県議選」
告示92人届け出 19選挙区で選挙戦に
2007年3月30日掲載

 第16回統一地方選の県議選は30日告示され、26選挙区(総定数58)に92人が立候補、19選挙区で選挙戦に入った。昨年8月の知事選を経て村井県政が発足してから初の県議選。市町村との協調や、必要な公共事業は実施する−との方針を示す現県政に、議会としてどう臨むかが、争点の一つとなる。投開票は4月8日。
 選挙区は今回から4減。定数1の飯山市・下水内郡、上水内郡、東御市、南佐久郡、東筑摩郡、北安曇郡、木曽郡の7選挙区は、現職以外の立候補がなく、無投票当選が決まった。前回は佐久市の2人だけだった無投票当選者は7人に増えた。
 全体の立候補者数は、総定数に対する競争率が2・0倍となった前回に比べ24人減。1979年(87人)、95年(90人)に次いで過去3番目の少数となる。
 前日まで定数と立候補表明者が同数だった上田市・小県郡(定数4)は現職4人に加え、新人1人が届け出た。松本市(同6)でも表明していた現新8人に加え、新人1人が立候補、9人の争いになった。
 立候補者の内訳は、現職53人、元職4人、新人35人。女性は15人で前回より2人少ない。
 届け出党派は▽自民党13人▽民主党6人▽公明党2人▽共産党11人▽社民党2人▽政信会3人▽あおぞら4人▽無所属51人。主要政党名での届け出は計34人と前回を8人上回る。
 県の10地方事務所と11市選管で届け出を済ませた各候補は、事務所前などで第一声。依然として厳しい状況が続く県の財政再建、医師不足や介護などの生活課題、災害に強い県土づくりなどを訴え、9日間の選挙戦に入った。
 出馬を表明していた長野市(同10)の八田博美氏(61)と、千曲市・埴科郡区(同2)の青木繁尚氏(62)は立候補しなかった。


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