信濃毎日新聞ニュース特集「2007県議選」
統一選前に県警が署長会議 厳正取り締まり確認
2007年3月14日掲載

 県警は13日、4月に投開票される統一地方選に向けた署長会議を県庁講堂で開いた。25署の署長と刑事課長、22日の一次異動での着任予定者ら計120人が出席。厳正、公平に取り締まる方針を確認した。
 石井隆之本部長は、選挙運動や政治活動の自由を妨げない適正な捜査、党幹部や大臣ら要人の万全警護などを指示。その上で「政治的不正の剔抉(てっけつ)を求める県民の期待に応えてほしい」と訓示した。
 刑事部や捜査二課は、被告12人全員に無罪判決が出た鹿児島県議選をめぐる買収容疑事件を例に挙げ、自白を支える客観証拠に基づく十分な裏付け捜査を指示。長野地検の長井博美検事正はあいさつで「基本に忠実に、関係者の取り調べでは名誉と人権の尊重に配意してほしい」と述べた。


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