信濃毎日新聞ニュース特集「2007県議選」
「穴あきダム」評価は47人 生活直結の分野重視
2007年3月 7日掲載
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 村井知事が打ち出した、浅川(長野市―上高井郡小布施町)への「穴あきダム」建設を柱とする新たな治水対策案については、現職35人、元職4人、新人8人が「評価する」との姿勢を示した。これに対し、「評価しない」としたのは現職13人、新人11人で、現職5人と新人9人は「どちらともいえない」などとした。
 支持政党別では、自民党支持のうち25人が「評価する」、2人が「どちらともいえない」。公明党は「評価する」と、選択肢への回答なしが各1人。民主党は「評価する」3人、「評価しない」2人に対し、「どちらともいえない」が4人だった。
 共産党は12人全員が「評価しない」。社民党は「評価する」3人に対し「評価しない」2人と分かれた。新党日本支持の1人は「評価しない」。「支持政党なし」の21人は、「評価する」10人、「評価しない」6人、「どちらともいえない」5人だった。
 立候補予定者が「重視する県政課題」では、福祉、医療、教育といった県民生活に直結する分野が目立ち、具体的なテーマとして「自立支援や介護保険の県単独施策」「保護者向け教育相談窓口設置」などが挙がった。産業振興や経済活性化では、正規雇用の拡大、地場産業の育成などのほか、地産地消、地域の有機野菜のブランド化推進などが示された。
 このほか、橋の建設や国道の渋滞解消といった地元直結の課題を挙げる予定者も。南信の予定者からは「南北格差の解消」との回答もあった。


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