信濃毎日新聞ニュース特集「2007県議選」
82人が立候補準備 新人は前回の3分の1
2007年2月28日掲載
立候補予定者数

 3月30日の告示日まで約1カ月となった県議選(4月8日投開票、総定数58)に、82人が立候補の意思を表明していることが27日、信濃毎日新聞社のまとめで分かった。これまで最も立候補者が少なかった1979年の87人を現時点で5人下回っている。26選挙区のうち立候補予定者が定数を上回るのは16選挙区で、1人区を中心に10選挙区は今のところ定数と同数にとどまっている。

 立候補予定者数は、田中前知事への不信任決議を経て議会のあり方が争点となり、総定数の2倍に当たる116人が立候補した2003年の同時期(107人)を25人、94人が立候補した99年の同時期(86人)を4人下回る。

 立候補予定者の内訳は、現職が53人、元職が4人、新人が25人。現職の9割余が再出馬する一方で、前回72人が立候補した新人が、3分の1となっているのが特徴だ。

 女性の立候補予定者は14人で、前回選に立候補した17人を3人下回っている。

 立候補予定者が定数を超えている選挙区は、定数10に対し15人が表明している長野市をはじめ、佐久市・北佐久郡(定数4)の5人、飯田市(同3)、上伊那郡(同2)の4人など。諏訪市は定数1を3人が争う構図となっている。

 一方、11ある1人区のうち東御市、南佐久郡、木曽郡など7選挙区は立候補予定者が現職1人のみ。定数が複数の選挙区でも松本市(定数6)、上田市・小県郡(同4)、伊那市(同2)は定数と同数。ただ、複数の選挙区では立候補を模索する動きがある。

 政党の公認・推薦は▽自民党公認13人、推薦9人▽民主党公認6人、推薦4人▽公明党公認2人▽共産党公認10人、推薦1人▽社民党

公認2人、推薦4人。ほかに連合長野が13人を推薦、さらに数人を追加推薦する方針だ。

 届け出党派は、全体の6割近い46人が無所属を予定し、政党名で届け出る予定の33人を上回る。ほかに現職の3人は所属の県会会派で届け出る意向だ。


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