信濃毎日新聞ニュース特集「2007県議選」
県警が取締本部を設置 既に7件の警告
2007年2月21日掲載
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 県警は21日午前、本部捜査二課と県内25署に、4月の統一地方選の事前運動取締本部(本部長・石井隆之県警本部長)を設置した。3月中旬に選挙違反取締本部に切り替える予定。悪質な違反は事前に摘発するとしている。
 昨年7月から同日午前までに、3派に7件の警告を出した。いずれも県議選立候補予定者で、政治活動用ポスターをベニヤ板で裏打ちして屋外に掲示したり、窓ガラスの内側から屋外に向けて掲示した文書掲示という。
 前回統一選(2003年)の同時期の警告は文書掲示の2件で、今回はこれを上回る。捜査2課は「県議選の選挙区が変更になり、激戦が予想されることも一因ではないか」とみている。
 前回は、公職選挙法違反(法定外文書頒布)の疑いで、県議選で当選した1派3人を書類送検したが、逮捕者はなかった。
【写真説明】捜査二課で統一地方選事前運動取締本部の張り紙をする職員=長野市の県警本部


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