信濃毎日新聞ニュース特集

トリノ冬季パラリンピック

日本選手団発表出場36人 代表ら会見、メダル獲得へ決意
2005年12月17日掲載

 イタリア・トリノ冬季パラリンピック(来年3月10―19日)の日本選手団が16日、日本パラリンピック委員会から発表された。選手36人中、県関係選手が16人。日本勢のメダルが銅3個だった2002年米ソルトレークシティー大会からの挽回(ばんかい)に向け、バイアスロンの小林深雪(北安曇郡小谷村出身)、8人が選ばれたアイススレッジホッケーなど、県勢への期待は大きい。
 都内で行われた記者会見では各競技団体が決意を表明。バイアスロンでは、メダル獲得に近い選手として、1998年長野大会金メダリストの小林とともに伝田寛(長野市)も挙げた。アルペンスキーでは18歳の三沢拓(東筑摩郡波田町)らがメダルを目指す。
 アイススレッジホッケーは岡谷市内のリンクで練習する長野サンダーバーズの選手が過半数。中北浩仁監督は「目標は金メダル」と話した。選手代表で会見に臨んだアルペンスキーの井上真司(小県郡真田町)は「トリノは急・緩斜面の変化が激しく、難しいコース。ミスなく滑れば、自分も食い込むチャンスがある」と上位進出に強い意欲を見せた。
 最年少はノルディックスキーに出場する16歳の太田渉子(山形県)、最年長はホッケーの松井順一(松本市)の55歳。これまで計5個のメダルを獲得している大日方邦子(東京都)は冬季4大会連続出場となる。

 【アルペンスキー】 青木辰子(長野協同データセンター、長野市)井上真司(顕正寺、小県郡真田町)谷口彰(相模組、北安曇郡白馬村)丸山直也(キヤノン販売、北安曇郡白馬村出身)三沢拓(マウントフット・カレッジ、東筑摩郡波田町)佐々木如美(秋田)鈴木猛史(福島)阿部敏弘(埼玉)東海将彦(東京)大日方邦子(東京)森井大輝(東京)野島弘(東京)長谷川順一(山梨)
 【ノルディックスキー】 小林稔(松本盲学校、松本市)小林深雪(日立システム、北安曇郡小谷村出身)伝田寛(長野市役所、長野市)長田弘幸(北海道)加藤弘(北海道)太田渉子(山形)新田佳浩(東京)出来島桃子(新潟)
 【アイススレッジホッケー】 石田真彦(名古屋市)上原大祐(北佐久郡軽井沢町)加藤正(松本市)竹内俊文(駒ケ根市)福島忍(静岡県藤枝市)馬島誠(上伊那郡辰野町)松井順一(松本市)吉川守(飯田市)=いずれも長野サンダーバーズ 永瀬充(北海道)須藤悟(北海道)遠藤隆行(埼玉)高橋和広(東京)安中幹雄(東京)柴大明(東京)三沢英司(神奈川)


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