信濃毎日新聞ニュース特集

大雨被害

豪雨の経験忘れない 南箕輪でパネルディスカッション
2006年9月29日(09:55)

 南箕輪村の北殿公民館で27日夜、パネルディスカッション「災害に強い村づくり―災害は忘れた頃(ころ)にやって来る」があった。県、村の職員をパネリストに、7月豪雨災害の経験を踏まえ、防災について話し合った。
 村に政策提案などをしている住民有志「チームグリーンみなみみのわ」(有賀功会長、約20人)が主催し、村民12人が参加。伊那建設事務所の佐藤知章・整備チームリーダーは、上伊那の豪雨被災状況をスライドで説明。村内ではほとんど被害がなかったが「次は村で起こる危険が高まっていると思ってほしい。危険個所を把握し、日ごろから防災に心がけてほしい」と話した。
 村の堀正弘・管理防災係長は「今回は限られた地域での避難指示だったが、全村避難になれば役場職員だけでは対応しきれない。炊き出しや物資運搬など、できることは自分でやるという意識をもってほしい」と呼び掛けた。


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