下諏訪町ボランティア連絡協議会と町社会福祉協議会災害ボランティアの会は25日、災害時の取り組みについての懇談会を町老人福祉センターで開いた。7月豪雨で土石流などの大きな被害を受けた岡谷市で、災害救援ボランティアセンターの中心となって活動したおかやボランティア連絡協議会事務局長の矢崎よし子さん=岡谷市長地=と、同協議会監事の西野正さん=同市本町=を招き、情報交換した。
約20人が出席。町社協災害救援ボランティアセンタースタッフとして活動した中村昇さん(63)=大門=は「災害発生当初は自分も岡谷に応援に行ったほど、町内の被災状況の情報が入ってこなかった」と問題点を挙げた。
矢崎さんは「マニュアル通りでなく、地域性や天候などに応じて対応する必要があると感じた」と指摘。西野さんは「今回は被災しない場所もあったが、大規模な地震が発生して市内全域が被災したら、もっと混乱するはず」と話した。
また、町社協災害ボランティアの会は、7月豪雨の際に同町のボランティアセンターで活動したのは登録者約40人のうち数人だった反省から、メンバーをあらためて登録し直し、同日、30人で再編成。名称を「町災害ボランティアの会」とし、代表に中村さんを互選した。