7月豪雨による土砂崩れで園舎が被災した諏訪市の片羽保育園(諏訪1)と、同園の園児80人が一時的に通っている角間川保育園(岡村)は21日、合同の運動会を同市元町体育館で開いた。両園の園児は一緒になって、元気いっぱいに綱引きなどの競技やリズムを楽しんだ。
園児38人だった角間川保育園は現在、園児が118人に。応援の保護者も訪れると園庭が手狭になるため、初めて運動会を体育館で開いた。
大玉ころがしやリレーなどの競技は、両園の園児が交ざってつくった赤、白2組の対抗戦。抜きつ抜かれつの接戦になったリレー競走では、園児たちが大きな声で応援をした。1カ月間ほど練習したというリズムでは、息の合った組み体操などの演技に、体育館の壁際に陣取った400人ほどの保護者が拍手を送った。
片羽保育園の園舎の復旧は来年度にずれ込む見込みで、角間川保育園での間借りは災害から半年以上続く。片羽保育園の柚原美津子園長は「駐車場が足りず、園児の送り迎えをする保護者には不便な状態ですが、子どもたちは仲良く元気に過ごしています」と話していた。
【写真説明】両保育園の園児が一緒になって競った「大玉ころがし」