７月豪雨災害に見舞われた岡谷市に元気を取り戻そうと、市などが１０月上旬、土石流被災地の湊、川岸の両地区や中心市街地を会場にしたイベント「まちなかふれあいフェスタ」を計画している。「ＦＩＧＨＴ（ファイト）岡谷」をキャッチフレーズに、演奏会や大道芸人のショーなどを予定。１３日の市議会一般質問で小泉光世経済部長が明らかにした。
イベントは、芸術文化の普及や街中のにぎわいづくりを目的に、３年前から毎年１０月に開いている「緑と湖のまち・ふれあいフェスタ」の一環。８月の岡谷太鼓まつりが中止になるなど「災害で疲弊した街に元気を」と、プロの音楽家などを招いて５―１５日に開催する音楽祭に合わせて企画した。
まちなかふれあいフェスタは３日と７日に開催。３日は、豪雨災害時に避難所となった岡谷南部中学校（湊２）と岡谷西部中学校（川岸中）で、いずれも同市出身の声楽家永井和子さんとピアニスト津嶋啓一さんらによる演奏会を開く。地元住民を招待する。
７日は、市商業連合会などが中央通りや童画館通りで商品の特売などをする「楽楽市」に合わせて開催。大道芸人のショーのほか、地元中高生の吹奏楽団や子ども太鼓、アマチュアジャズバンドの演奏で盛り上げる。遊具を置いた子ども向けコーナーの開設も予定している。
