信濃毎日新聞ニュース特集

大雨被害

被災者支援策を紹介 岡谷市が8日まで説明会
2006年9月 8日(10:31)

 岡谷市は6日夜、7月豪雨災害の被災者への各種支援制度の説明会を、同市湊3の湊小学校で開いた。8日までの3日間に市内計3カ所で開催する。初回のこの日は、湊地区の被災住民を中心に約80人が参加した。
 市災害復興対策室の職員が、国の被災者生活再建支援法に基づく支援制度や市が創設した独自の支援策の内容を紹介。市に寄せられた義援金の配分方法についても説明し、「申請件数確定後の9月末か10月初めにも配分したい」との見通しを述べた。
 土石流などがあった市内12渓流を中心に、砂防えん堤といった防災施設を建設予定の諏訪建設事務所と諏訪地方事務所の担当者も出席し、工事計画を説明。対象となった渓流の下流に住む住民から「砂防えん堤が完成するまでに、再び災害が起こらないか心配。現在、流域に積まれた大型土のうも、十分な量を設置してほしい」との要望が出た。
 説明会後、土石流で自宅が全壊した湊地区の60代男性は「市が独自の支援策を設けてくれて助かった。自宅の改築費に充てたい」と話していた。


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